殺意は砂糖の右側に 柄刀一


[ストーリー]
小笠原からやってきた従兄弟の天地龍之介と一緒に住むことになった光章は
数々の事件に遭遇しながらも、
龍之介の身元引受人の中畑がいるフィリピンに向かうことになる。
しかし、飛行機の中、さらにはフィリピンでも、奇妙な事件に巻き込まれた。
連作の7つの短編集。




[所感]
ユニークな天才龍之介が数々の事件を解決する物語。
科学的な雑学が入り混じって、豊かな短編集に仕上がっている。
トリックが面白いと思ったのは、「殺意は砂糖の右側に」や
「夕日はマラッカの海原に」あたりだ。
何気ないトリックでも、それを包み隠す演出がよく出来ていると思う。




[詳細]
殺意は砂糖の右側に