動機 横山秀夫
- 作者: 横山秀夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/11/08
- メディア: 文庫
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[ストーリー]
警察署内で三十冊の警察手帳が盗まれるという事件が発生した。
くしくも、警察手帳の紛失防止の目的で、試験的に警察手帳の一括管理が
行われていた矢先の事件だった。
ただでさえ、一括管理には反発が強く、強引にそれを提案した貝瀬は窮地に立たされていた。
幸いにも記者発表まで2日間の猶予を与えられた貝瀬は、警察内部の犯行を疑い、
犯人とその動機について独自に調査を開始した。
[所感]
緻密な理詰めというわけではなく、感情的に推理が飛躍していて行っている部分があるものの、
そのロジックは面白みがある。
表題作の「動機」のみならず、「逆転の夏」なども、主人公の謎に臨む姿勢がおもしろくて読み応えがある。
出来のいい短編集のように思う。
[詳細]
動機