ゲームの名は誘拐 東野圭吾

ゲームの名は誘拐

ゲームの名は誘拐


[ストーリー]
日星自動車のキャンペーンの仕事を担当していた佐久間は、
日星自動車に副社長として新しく就任した葛城の意向により、仕事を下されることになった。
酔った佐久間は葛城に直接会って話そうと彼の家を訪ねると、
葛城家からこっそり抜け出す女性を発見した。
彼女は葛城の娘の樹理と名乗り、妹と喧嘩して家を飛び出してきたという。


彼女のひょんな一言から、佐久間は狂言誘拐を仕掛けることを思いつく。
こうして佐久間は、葛城を相手に誘拐という名のゲームが始まった。




[所感]
狂言誘拐を犯人側から描き、警察の出方を伺ったり、綿密に計画を練り上げていく様子がユニークだった。
また、狂言誘拐をゲームとして捉え、自分を不当に評価した男に勝ちたいという姿勢に新鮮味を感じた。


スピーディーに展開していくので緊張感が長続きして、飽きずに最後まで読み通せのがいい。
結末はまぁ予想通りだったけど、東野圭吾の作品の中では結構当たりだったように思う。




[詳細]
ゲームの名は誘拐