心まで盗んで 赤川次郎

心まで盗んで (徳間文庫)

心まで盗んで (徳間文庫)

[ストーリー]
夫の淳一は泥棒、妻の真弓は刑事というおかしな夫婦。


その日、淳一が盗みに入った坂西邸の様子はおかしかった。
なんと一家心中を図っていたのだ。淳一は救急車を呼び、全員病院に運ばれた。
一方、坂西の愛人宅で刺殺死体が発見され、真弓はその事件に関わることになる。
坂西はどうやら<闇と光の教団>という宗教団体に騙されて破産し、一家心中を図ったらしい。


淳一と真弓は教団を訪れ、坂西の娘に似た教祖と出会う。
そして、教団内で怯える少女を保護することになる………。



[所感]
展開がすごく軽くて読みやすいし、ユーモアたっぷりでおもしろい。
けれど、物語の軸のぶれていて、まとまりがないようにも感じた。
謎解きを期待していたのに、どちらかというと冒険小説というような印象をうけた。
それはそれでおもしろいけど。



[詳細]
心まで盗んで