スイッチを押すとき 山田悠介

スイッチを押すとき (角川文庫)

スイッチを押すとき (角川文庫)


[ストーリー]
2008年に青少年自殺抑制プロジェクトが発足した。
それは、無作為に選ばれた5歳の少年少女の心臓に電子機器を埋め込み、
スイッチを押せば心臓が止まるというしくみをつくり、10歳から施設に軟禁して
青少年の自殺に至るデータを採取するプロジェクトだった。


監視員の南洋平は異動を命じられ、横浜センターで働くことになった。
そこには7年間もスイッチを押さなかった異例の子供たちが4人も生活していた。
南は、その中の一人の死をきっかけに、国に復讐してやろうと誓う。




[所感]
スイッチを押せば死ぬという異様な状況。
普通に生活できず軟禁されている少年たちを施設から連れ出し
それぞれ会いたかった人たちに再会させるというストーリーが独創的に感じた。




[詳細]
スイッチを押すとき