上高地の切り裂きジャック 島田荘司

上高地の切り裂きジャック (講談社ノベルス)

上高地の切り裂きジャック (講談社ノベルス)


[ストーリー]
上高地で映画の撮影を行っていた女優の細川みどりが
無残な死体として発見された。
遺体にはレイプされた痕跡があり、しかも、子宮や内臓が切り取られるという
惨状だった。


膣に残った体液から、彼女と付き合っていた牧原信吾という医学生が浮かび上がる。
だが、死亡推定時刻に横浜にいて、犯行を犯すことは不可能だった…。




[所感]
二編の短篇が収められた本作品。
相変わらず、御手洗は無茶をするなぁと思いつつも、
そのハラハラ感で愉しませてくれる。
表題作は、内臓を切り取ると言う猟奇殺人に対する合理的な理屈付けは
理解できるけど、トリックありきで、スマートさに欠けるように感じた。





[詳細]
上高地の切り裂きジャック